『人望が集まる人の考え方』を読んで人望が集まる人になりたい

リーダー的な立場になると、リーダーシップ力も求められるのですが、それだけではチームを引っ張れないと思っています。やはりチーム力を高められるリーダーには人望が備わっていると感じます。ここ数年は1人プロジェクトで気ままに仕事をしてきたので、「人望」など意識することはまったくなかったのですが、最近は立場もかわってきたので、リーダーシップと人望、こういったところにも意識を向けたいと思うようになりました。

そんな中で『人望が集まる人の考え方』はエッセンシャルな部分をうまくまとまっていて、すごく参考になりました。

〜Amazon紹介ページより引用〜
内容紹介

累計500万部突破ベストセラー作家
半世紀を超えて読みつがれる不朽の名著、待望の邦訳!

本書は1956年にアメリカで出版されて以来、「人間関係のバイブル」として幅広い読者に支持され、
カーネギー『人を動かす』と並ぶ世界的名著となっている。

著者レス・ギブリンはこのように言う。
「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。
これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」

相手を服従させるのでも、相手にへつらうのでもなく、
相手の自尊心を満たすコミュニケーションによって行動を起こさせ、自分もメリットを得る。
これが著者が本書を通して説く理想の人間関係だ。

読者が営業マンならば顧客との関係、管理職ならば部下との関係、
親ならば子との関係において必ず役に立つヒントを見出せるだろう。

出版社からのコメント

現実を直視しよう。
すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている。
すべての人は成功と幸福を求めている。
あなたは、自分の成功と幸福に他人が重要な役割を担っているという事実について考えたことがあるだろうか?
私たちはたいてい他人とのかかわりを通じて成功を収める。
幸福をどう定義しようと、それは他人とどんな関係を築くかに大きく左右される。

少し考えてみれば、これはすぐにわかることだ。

私たちは絶えず他人に何かを求めているし、つねに円満な人間関係を築きたいと思っている。
本書を読みながら、自分が他人に何を求めているか冷静に考えてみよう。
私は理想的な人物像について述べるつもりはないし、自分の欲求を抑圧してまで他人とうまくやっていくべきだと説くつもりもない。
本書で伝授するのは人間の実際の行動パターンに関する洞察であり、
それを活用して、自分が求めている昇給や取引、好意を得る方法である。
昔から「知は力なり」と言われてきた。たしかにそのとおりだ。
人間の習性についての正確な知識を身につけて実践すれば、あなたは求めているものをいつでもどこでも手に入れることができる。

大勢の人が他人に何かを求めていることを自覚している。
しかし、その願望を満たすことが利己的だと考え、求めているものを手に入れようとしない人があまりにも多い。
自分が成功と幸福を得ると、他人の成功と幸福を奪うことになると思い込んでいるからだ。
ここで断言しよう。
よい人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。
それ以外の関係はうまくいかない。
相手になんの見返りも与えずに、自分が求めているものを手に入れることに後ろめたさを感じない人は、人間関係に関する本を読んでも仕方がない。
本書は、自分が求めているものを手に入れて、しかも相手を満足させる技術を習得したい人のために書かれている。
(「はじめに」より一部抜粋)

人望が集まる人の考え方

人望が集まる人の考え方

  • 作者:レス・ギブリン
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2016-07-14

心に残った箇所を、ご紹介したいと思います。

相手に与える印象について

相手に好印象を与えたいなら、自分のすごさをひけらかす必要はない。
相手に感銘を与える最も効果的な方法は、自分が相手に感銘を受けた事を伝えることだ。

インスタ映えが象徴するように、現代は「自分がすごい」とか、「すごい経験をした」ことをオープンにすることが当たり前の世の中になってきていると思います。しかしそこで満たされる自尊心と、相手に与える印象、どちらをとりますか?

「相手に感銘を受けたことを伝えること」=「相手に重要感を持たせることができる」

これを忘れずに毎日を送りたいですね。

自分を改造するために

いきなり自分を改造するのではなく、自分の最大の欠点を直す努力をした、一回にひとつの欠点に取り組んだ結果、約1年後には自分に損害をもたらしていた多くの悪い習慣を直すことができた。

人望を集める前に、私にも改善すべき点がたくさんあることはわかっています。でもそれらを全部一気に直すのは到底無理ですね。一つずつ直していく、これ大事ですね。

以下は、目次です。気になる内容がありましたらぜひ本書を手にとってみてください。

はじめに

  • 人間の習性について知っておくべきこと
  • 相手が求めているものを与える
  • 人とかかわる3つの基本的パターン
  • 人間の習性をよく理解し、相手の願望を満たす

Part1 人間の習性をうまく活用する

第1章 成功と幸福を手に入れる方法

  • 相手の自尊心を満たす
  • 9割の人は人間関係で失敗する
  • 成功と幸福の最大のカギは人間関係だ
  • 成功の要因と失敗の要因
  • 小手先のテクニックではなく、人間の習性を正しく理解する

第2章 人を動かす基本的な秘訣

  • 人間関係4つのルール
  • 自尊心が満たされないと他人に対して批判的になる
  • 相手の自尊心を満たせば人間関係はうまくいく
  • 気難しい人にはほめ言葉をかける
  • 正論を説くよりも自尊心を満たす

第3章 自分の「隠れ資産」を有効に使う方法

  • 自分の「隠れ資産」を気前よく与える
  • すべての人は自分の重要性を認めてもらいたがっている
  • 相手を軽んじる言動が大きな悲劇につながる
  • 人々は承認を最も求めている
  • 相手に重要感を持たせる3つのルール

第4章 他人の行動と態度をコントロールする方法

  • 自分が求める行動と態度を相手にとらせるには
  • 相手の怒りを鎮める方法
  • 熱意は人から人へと伝染する
  • 自信は信頼を生む
  • 自信にあふれた態度が人をひきつける
  • ささいなことで本音が表れる
  • 相手を向上させる唯一の方法

第5章 相手によい第一印象を与える方法

  • 自分が求めているものに合わせた調子で始める
  • 第一印象を変えるのは至難のわざだ
  • あなたは自己評価のとおりに受け容れられる
  • 他人をけなす人は悪い印象を与える
  • 相手に「イエス」と言わせるコツ
  • 自分が求めていることを相手がしたがっていると想定する
  • 子どもの口答えを防ぐ方法

Part2 友情をはぐくんで相手を味方につける

第6章 人々をひきつける3つの条件

  • 人々をひきつける3つの条件
  • 相手の心の飢餓感を満たそう

第7章 相手とすぐに打ち解ける方法

  • すぐに打ち解ける人の秘密
  • 相手を恐れると、相手は身を遠ざける
  • 笑顔は奇跡を起こす
  • 心の底からほほ笑みかける
  • 心のこもったほほ笑みを浮かべる練習
  • ほほ笑みは魔法の効果を発揮する

Part3 効果的な話し方で成功する

第8章 言葉で表現する能力を磨く方法

  • 会話はありきたりな話題から始めればよい
  • 最も大切なのは相手に話をさせること
  • 相手につねに賛同する
  • 悩みや不満を誰彼となくぶちまけてはいけない
  • 相手をからかわない

第9章 聞き上手になる方法

  • 話を聞く人は「利口な人」と評価される
  • 耳を傾ければ、相手の求めているものがわかる
  • 相手に耳を傾けることで自己中心的な性格を克服できる
  • 聞くことで相手の自尊心を満たすことができる

第10章 たちまち相手の賛同を得る方法

  • 相手が自らの意思で賛同するように働きかける
  • 冷静に事実を提示する
  • 相手の自尊心を傷つけてはいけない
  • 相手の自尊心を傷つけずに議論に勝つ6つのルール

Part4 人々にうまく働きかける

第11章 相手の全面協力を得て成果を上げる方法

  • 人々は自分の知恵を活用してほしいと思っている
  • 命令するのではなく、アドバイスを求める
  • 相手からアイディアを引き出す
  • アドバイスを求めると信頼も得られる
  • アドバイスを求めると家庭もうまくいく
  • 同情や承認、称賛ではなく、純粋にアドバイスを求めよう

第12章 人間関係で奇跡を起こす方法

  • ほめ言葉は人間の精神を活性化する
  • 毎日、心をこめてほめる
  • 「ありがとう」と言うときの6つのルール
  • ほめれば自分も幸福になる
  • ほめ言葉をかけるときの2つのルール

第13章 相手を怒らせずに注意を与える方法

  • 目的は相手を向上させることにある
  • 相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール

Part5 人間関係のワークブック

第14章 成功と幸福をもたらす効果的な行動計画

  • 職場での人間関係の改善
  • 家庭での人間関係の開演
  • その他の場での人間関係の改善

エクササイズ 自己分析チェックリスト

おわりに

以上です。最後のエクササイズのチェックリストはすごく実用的で良いなと思いました(手帳に書き写しました)。ぜひ本書を手にとって確認してみてください。

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