「もうできちゃったの?」と周囲も驚く『先まわり仕事術』を読んで先まわり!

周囲を見渡してみると、大して残業することなく、でもきっちり成果を上げている人っていますよね。そういう人の仕事のやり方を観察していると、だいたい「先まわり」をしているように思います。

「あの情報が欲しいんだけど」->「用意しておきました」
「念のため◯◯さんにも連絡しておいてね」->「連絡済みです」

みたいな。

そんな先まわりの仕事ができる人の習慣をまとめた『先まわり仕事術』から内容を抜粋してご紹介します。

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Amazon内容紹介より
内容紹介
日本企業と外資系企業300社超を指導してきた人事のプロだからわかった、最速で生産性を上げるための仕事術! 議事録、勉強法、部下力、ミーティング術、スケジュール術、プロ思考……この6つのスキルを身に付けるだけで、「もう、できちゃったの!?」と上司やクライアントに思わせ、成果が一気に上がる!

著者が見た先輩コンサルタントの仕事のやり方
・暇があればインプットに努めている
・資料作りにムダがない
・次に何をするのか、明確なイメージがある
・ミーティングにムダがない
・上司やクライアントをうまくコントロールしている
・この会社で働くことにこだわっていない


仕事の結果に「先まわり」するための6つのスキル
具体的に「先まわり」のために必要なスキルとして以下の6つが紹介されていました。
①議事録
②勉強法
③部下力
④ミーティング術
⑤スケジュール術
⑥プロ思考
各章ではこれらのスキルの具体的な内容が紹介されていました。
ここからは印象に残った内容を紹介していきたいと思います。


議事録にもとめられる力

議事録作成はすべての仕事の基本であると著者は言います。なぜならそこには、次のような力がないと書けないからです。

①まとめる力
②社内・業界用語を理解する力
③資料を読む力
④問題解決力

まずまとめる力。これは当たり前ですよね。長時間にわたる会議でも、コンパクトにまとめて議事録を作成することで、後々見返した時に、あの会議なんだったっけ?とないらないですからね。

それから用語を理解する力。中堅・ベテランになると、知らない単語を会議中に飛び出しても、なんとなく前後の文脈から判断したり、知らないというのがはばかられ、知ったかぶりをしたりとなりがちです。一方新入社員や、業界に新しく来た人であれば遠慮せず、知らない言葉は知らないといい、教えてもらうことが成長につながると思います。

配布資料も内容を理解していないと議事録は書けませんね。議事録を書かなければ忙しさにかまけて資料は読まずに終わってしまうかもしれません。

最後に問題解決力。会議ではなんらかの議題(課題)があり、それに向けてどう対応していくかが話されます。自然と問題解決能力が身につくのも議事録作成の特権ですね。


上司の考えを「先読み」して信頼を生む
G+5W+2Hにプラスアルファの考え方が紹介されていました。
例えば上司から「アンケートをまとめておいて」と指示が来たら以下を確認するのはみなさんもすでに当たり前のようにやっていらっしゃるかと思います。
GOAL(目的)
WHY(背景、狙い)
「誰のために、どんなふうに使われますか?」
WHAT(事案、何を)
「調査票はありますか?項目は?」
HOW(手段、どうやって)
「集計方法は?」「時間はどれくらいかけてよいか?」
HOW MUCH(価格、いくらで)
WHO(行為者、誰が)
「他の担当は?」
WHEN(期限、いつまで)
「当面いつまでに必要か?」
WHERE(範囲、どこまで)
「どこまで詳細な調査を行うか」
以上に加えて、「前提と与件」の確認が重要と著者は言います。
「仕事の目的により、上司があらかじめ決めていること、そうしたいこと」(前提)と「仕事の進め方や取り得る手段について、上司が予め決めていること、そうだと思い込んでいること」。ここまで踏み込んだ確認が重要なんだそうです。


ミーティングのコントロール術
ニューヨークで働く一流のビジネスパーソンが1日で使う英単語の数は1,000語程度なんだそうです。
これが示唆しているのは、英語を勉強しなくて良いよということではなくて(笑)、日本におけるミーティングでもあらかじめいくつかのフレーズを叩き込んでおけば、うまくミーティングは回せる、ということです。
例えば以下のような感じですね。
「今日集まった目的を確認させてください」
「今日は何を決めますか?」
「ほかに議題はありませんか?」
「今日は何時までですか?」
「あまり時間もないのですが、今何を決めますか?」
「今日の議長はAさん、進行は私、議事録はBさんがとってください」
以上のような、定型の言い回しがさっとでてきたらスムーズに会議が進行できそうですね。会議のファシリテートがうまい人は必ず周囲にいると思うので、その人がよく使うフレーズや言い回しを真似してみるのも良いかもしれません。


仕事のスピードを上げる予定管理の四つのコツ
スケジュール管理の先の効果的なスケジュールの実行のための4つのコツが紹介されていました。
①週次、日次の目標を3つ決める
②同じような案件はまとめる
③パターン化する
④フィードバックを繰り返し、ムダを削減する
私も元々日次の目標は手帳に書くようにしていましたが、今後は週次の目標も書いていきたいと思います。



以上、いかがでしたでしょうか。
気になった方は本書をぜひお手にとってみてください。

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