「アマゾンのすごいルール」を読んでアマゾンを考える

今やすっかり生活に無くてはならない存在になったAmazon。そんなAmazonのすごいルールを紹介したのがこちらです。Amazonをお得に使い倒すとかそういう類のものではなく、Amazonというのがどういう組織なのか、どんなルールを持っていて、どうすごいのか、が解説されています。

Amazon内容紹介より引用

アマゾン ジャパンの立ち上げに携わった元幹部社員が初公開!
ジェフ・ベゾス直伝の「超合理的な仕事術」とは?

次々に革新的なサービスを生み出し、世界をリードし続けるアマゾン。
その強さの背景には、ジェフ・ベゾス直伝の「仕事術」がありました。

・会議冒頭15分間沈黙ルールとは
・パワーポイント使用禁止の理由
・10億円規模の新企画も、たった2日で決裁がおりるスピード感の背景
・必ず優秀な人材を見抜ける採用面接の質問集
・アマゾン社員が絶対に口にしてはいけないNGワード
・世界一の難関? アマゾンの入社試験とは
・絶対に「理不尽な評価」が起こらないアマゾンの評価制度とは

アマゾン ジャパン17番目の社員として、アマゾンの立ち上げを支えた元幹部社員が、
アマゾンの全社員が遵守する「最速で最高の結果を出す仕事術」を初公開!
アマゾンの飛躍を支える「門外不出のルール」が満載の一冊です!

Amazonの最大の武器は超合理的な「仕事術」、これがAmazonの成功の要因と語る本書。紹介されていた考え方や仕事術について、気になったポイントをいくつか紹介したいと思います。

Customers Rule!
(お客様が決めるんだ!)
AmazonをAmazonたらしめているルールとして冒頭に紹介されていたのが、この1行でした。この一言に全てが凝縮されているともいえます。
「善意」は、決して働かない
 働くのは「仕組み」だ
Amazonでは日本の「おもてなし」を否定する考え方があります。
この「おもてなし」、高く評価されていますが、結局のところ
「経営者はマネジメント層が社員個々の『善意』に頼っているだけ。自分たちの本来の役割である『仕組み作り』を怠っているだけ」
と言います。なるほど確かにそうですね。個々の発想を重視する考え方もありますが、スケールを多くして考えた場合そこには限界があり、そこで重要なのが「仕組み」。ジェフ・ベゾスの言葉を借りるなら
「Good Intention doesn’t work, Only mechanism works.」
補足すると個々の善意を否定しているわけではなく、
「仕組み」の土台の上で、従業員の「善意」が発揮される。
ということです。
Our Leadership Principles
略して「OLP」14か条とは?
アマゾン文化を語る上で欠かせないのが、リーダーシップ理念があるそうです。
リーダーは「現状を大きく飛び越えて、その組織を引っ張り挙げる人」と定義されていて、「生き方」や「あり方」が求められると言います。
その14か条がこちら
①Customer Obsession 顧客へのこだわり
②Ownership オーナーシップ
③Invent and Simplity 創造と単純化
④Are Right, A Lot 多くの場合正しい
⑤Learn and Be Curious 学び、そして興味を持つ
⑥Hire and Develop the Best ベストな人材を確保し育てる
⑦Insist on the Highest Standards
⑧Thing Big 広い視野で考える
⑨Bias forAction とにかく行動する
⑩Frugality 質素倹約
⑪Earn Trust 信頼を得る
⑫Dive Deep より深く考える
⑬Have Backbone;
 Disagree and Commit 意見を持ち、議論を交わし、納得したら力を注ぐ
⑭Deliver Results 結果を出す

いかがでしたか。

本書ではこのほかにもたくさんのルールや考え方、原則が紹介されていたので、Amazonという企業を理解したい方、自分の組織をAmazonのように育てて行きたい方はぜひ読んでみてください。


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