周囲を見渡してみると、大して残業することなく、でもきっちり成果を上げている人っていますよね。そういう人の仕事のやり方を観察していると、だいたい「先まわり」をしているように思います。
「あの情報が欲しいんだけど」->「用意しておきました」
「念のため◯◯さんにも連絡しておいてね」->「連絡済みです」
みたいな。
そんな先まわりの仕事ができる人の習慣をまとめた『先まわり仕事術』から内容を抜粋してご紹介します。
- 作者:新井 健一
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日: 2018-01-25
Amazon内容紹介より
内容紹介
日本企業と外資系企業300社超を指導してきた人事のプロだからわかった、最速で生産性を上げるための仕事術! 議事録、勉強法、部下力、ミーティング術、スケジュール術、プロ思考……この6つのスキルを身に付けるだけで、「もう、できちゃったの!?」と上司やクライアントに思わせ、成果が一気に上がる!
・暇があればインプットに努めている
・資料作りにムダがない
・次に何をするのか、明確なイメージがある
・ミーティングにムダがない
・上司やクライアントをうまくコントロールしている
・この会社で働くことにこだわっていない
②勉強法
③部下力
④ミーティング術
⑤スケジュール術
⑥プロ思考
議事録作成はすべての仕事の基本であると著者は言います。なぜならそこには、次のような力がないと書けないからです。
①まとめる力
②社内・業界用語を理解する力
③資料を読む力
④問題解決力
まずまとめる力。これは当たり前ですよね。長時間にわたる会議でも、コンパクトにまとめて議事録を作成することで、後々見返した時に、あの会議なんだったっけ?とないらないですからね。
それから用語を理解する力。中堅・ベテランになると、知らない単語を会議中に飛び出しても、なんとなく前後の文脈から判断したり、知らないというのがはばかられ、知ったかぶりをしたりとなりがちです。一方新入社員や、業界に新しく来た人であれば遠慮せず、知らない言葉は知らないといい、教えてもらうことが成長につながると思います。
配布資料も内容を理解していないと議事録は書けませんね。議事録を書かなければ忙しさにかまけて資料は読まずに終わってしまうかもしれません。
最後に問題解決力。会議ではなんらかの議題(課題)があり、それに向けてどう対応していくかが話されます。自然と問題解決能力が身につくのも議事録作成の特権ですね。
「今日集まった目的を確認させてください」「今日は何を決めますか?」「ほかに議題はありませんか?」「今日は何時までですか?」「あまり時間もないのですが、今何を決めますか?」「今日の議長はAさん、進行は私、議事録はBさんがとってください」
①週次、日次の目標を3つ決める②同じような案件はまとめる③パターン化する④フィードバックを繰り返し、ムダを削減する