『あたらしい戦略の教科書』を読んで戦略を考える①

第1章のポイント
戦略とは、「現在地から目的地に行くときのルート」にたとえられる。
戦略立案は①現在地の確認、②目的地の決定、③最適ルートの探索の3つのステップで行われる。
この3つのどれが欠けてもダメですね。3つのうちどれかが誤っているとその戦略そのものが誤ったものになってしまいます。目的というのははっきりしていることが多いのですが、案外現在地を正確に把握できていないことがあり、その結果間違えたルートを選択してしまいがちです。
「現在地」は、客観的な事実でできているが、
「目的地」は、現在地に依存し、かつ幅のある「未来」のことである。
幅のある未来=目的地は固定されていないということでしょうか。市場の動向や競合の出現、あらゆる要素によって目的地は動くということを念頭において戦略は進めるべきです。
目的地は、なんらかのイベントによって、思いがけず変化することがある。
目的地が変わると「戦略」「確認すべき現在地の内容・優先順位」が変化する。
目的地が動いたときのポイント。優先順位すら変わるというのは大きなインパクトです。
戦略においては、常に「現在地の確認」を怠ってはならない。
目的地に近づくことで手に入る「新しい現在地の情報」が戦略を成長させる。
現在地の確認が目的地に近づくことの第一歩。戦略そのものを成長させる要素になりえます。
現状の完璧な把握や、未来の完全な予測は不可能である。
戦略においては、完璧主義に逃げ込まない決断が求められる。
完璧主義にとらわれすぎると、結果的に戦略立案が進まないという事態に陥ってしまいます。
ある程度は仮説も立てて、未来を予測し戦略を立案することが重要です。
「われわれは変わらなければならない」と考えていない人物が、
戦略プロジェクトの中心メンバーになることは致命的である。
現在成功している人ほど「変わらなければ」という意識が低い場合もあります。
保守的な考えでは戦略の立案は難しいということです。
以上、第1章のまとめでした。
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