『プレイングマネジャーの戦略ノート術』を読んでノートを戦略的に活用する

元マイクロソフト営業部長による、ノート、手帳、メモ、付箋、ホワイトボード、A4用紙等の活用術。これらのツールを駆使して、仕事を効率的・効果的に進める具体的な方法が満載でした。

本書の冒頭より引用

この本は
普段誰もが使っている会社の備品、
ノートや手帳、A4用紙、付箋、
ホワイトボードなどの
ツールの使い方を変えることで
プレーヤーからマネジャーへと
仕事のやり方も変わるという
画期的な内容です。

Amazon内容紹介より

日々膨大な業務を、突発事項に対応しながら
マルチタスクでこなす必要がある管理職のための、
超実践的仕事術をまとめたのが本書です。

管理職に昇進したら、
これまでの仕事の仕方を変える必要が出てきます。
まず変えるべきは、日々の行動習慣。
いつも使っているノートや手帳、付箋、ホワイトボードといった
アナログツールの使い方を変えることで、
自然と「管理職」の仕事の仕方が身につきます。
新しい行動習慣を身につけることで、
プレイングマネジャーのスキルはさらに磨かれていき、
結果として、管理職マインドも育まれていくのです。

本書には、チームのコミュニケーション不足を補い、
チームで成果を出すための具体的なアイデアが満載です。

すぐに使える「1週間見開きスケジュール」や「5週間カレンダー」
「年間イベントメモ」など、便利なテンプレートも掲載。
多忙と部下育成に悩み苦しむプレイングマネジャー必読の一冊です。

一刻も早く「追われる仕事」から卒業し、
ご自分で時間や業務やメンタルをコントロールし、
「チームでの成果」という大きな成功と喜びを手にしましょう!

プレイングマネジャーは、ついつい優秀だった新人時代の仕事のやり方をしてしまいがち。しかしマネジャーにもとめられるのは「チームで成果を上げること」。このためにできることはなんでしょうか。

一人でがんばる から 周囲の力を引き出す

効率重視 から 効果重視

シングルタスクに集中 から マルチタスクで進める

計画的に仕事する から 突発事項に対応する

上記のような考え方、意識を持ってやっていくために必要となってくるのが「道具」の使い方。ツールの使い方を変えて、「仕事習慣」を変えるというのが本書のポイントです。

プレイングマネジャーの仕事
3つの原則
  1. スケジュールには、意図的に「余白」を作る
    余白を持つことで突発的な事故、部下のトラブルに対応できるように。
  2. 常に「全体像」と「現在地」を把握する
    「俯瞰」しながら次の一手を繰り出しながら、複数の仕事を同時進行、抜け漏れなく。
  3. コミュニケーションに「ひと手間」かける
    人を巻き込み、動かす。コミュニケーションを丁寧に行うことを忘れない。

これらの原則を維持するために、それぞれ1.手帳、2.ホワイトボードとA4用紙、3.付箋を活用するやり方が紹介されていました。

目次

第1章 ツールの使い方を変えることで、仕事のやり方を変える
第2章 手帳を仕事の「司令塔」にする
第3章 「コミュニケーション」がスムーズになるメモ術
第4章 多忙なマネジャーを助ける、自分のためのノート術
巻末付録 テンプレート集

第1章 ツールの使い方を変えることで、仕事のやり方を変える
POINT1 手書きで伝えたい内容をちょい足しする
 例えば送信したメールをプリントアウトして一言添えるとか、目標の数字をプリントアウトした資料に重要なポイントを添えて渡すとか、こうしたひと手間でデジタルのデメリットを最小化できるような気がします。
POINT2 メール文が日頃の関係性で変えるべき
 部下と一言で言ってもその関係性は様々。普段のコミュニケーションのレベルに応じて、書き分ける、というやり方。
高 一言でOK
中 丁寧にメール + 一言付け加える
低 丁寧にメール + 口頭で顔を見て説明
こんな感じです。
POINT3 メールは感情的なツールと心得る
 伝えにくいことをメールで伝える、みたいなやり方はプレイヤーのやり方。感情がついつい漏れてしまうリスクを理解してメールを活用する必要がありますね。

第2章 手帳を仕事の「司令塔」にする
POINT1 スケジュール管理は、アナログとデジタルの二本立て
アナログ手帳で、タスクの全容を「多次元」管理、デジタル予定表で時間を面で管理。
POINT2 見開き2ページで仕事を俯瞰
 右ページ:進行中のプロジェクトから1週間分の業務の切り出し、部下の予定リストアップ
 左ページ:日々のToDoをブレイクダウン。
 最上部:今週のテーマ
POINT3 マネジャーのToDoリストは「人を動かして結果を出す」ことが重要
 8つの心得
  1. 自分の予定より部下やチームの予定を書き込むべし
  2. ToDoリストは埋め尽くさない。突発的な対応ができるよう空き時間を設けておくこと
  3. 毎日1時間、部下のための「余白」時間を作っておくべし
  4. 部下に任せた仕事は、自分がやる倍の時間でスケジュールする。進捗確認、事前チェックを組み込んだ余裕のあるスケジューリングを
  5. 上司はサポート&フォローの中心のToDoを心がけるべし。部下の繁忙期ほど上司は席にいること
  6. 上司は常に半歩前を歩くべし。今日を見ながら明日を、今週を見ながら来週を考えたToDoを
  7. チームミーティングをやたらと開くのはNGと心得るべし。部下も忙しい。自分のためのチームミーティングは開かないこと
  8. 忙しいプレイングマネジャーほど、時には自分の時間も確保するべし。プレイングマネジャーにはこもる(考える)時間も必須。自分に必要な時間は先にブロックする

第3章「コミュニケーション」がスムーズになるメモ術
 POINT1 付箋を効果的に使う
 例えば営業会議の資料、目的は出席者が数字を正しく理解し、目標が共有されること。
 これらのために付箋をどう活用するかが紹介されていました。詳しくは本書を手にとってみてください。なかなか具体的な手法でよかったです。

第4章 多忙なマネジャーを助ける、自分のためのノート術
POINT1 バリューチェーンを意識する
 バリューチェーンX時間軸でプランする表がすごく参考になりました。
実際の表が本書には掲載されていたのでぜひ見てみてください。
POINT2 付箋のようにノートをとる
 かたまりごとに要点をまとめるノートの書き方が紹介されており、これも真似してみたいなと思いました。


いかがでしたでしょうか?
本書の巻末にはそれぞれの仕事術を実践できるテンプレート集も載っています。
ぜひ参考にしてみてください。
私はこれらのアイデアを、今使っているPLOTTER というブランドのA5サイズのシステム手帳で実践していきたいと思います。
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