考える力を鍛える実践的アドバイスが55個紹介されている本書、人生の各場面での思考と行動の指針がメッセージとして書かれています。
55個のメッセージがあるので、必ず心に刺さるアドバイスが見つかると思います。ここでは私がぐっときたものをいくつかご紹介したいと思います。
1.書いて考えよ
本当の意味で考えるために必要なのは言葉を使うこと、言葉を使うために書くことが重要ということです。これは私も常々思っていて、改めて考え事をする時はノートを使って書こうと決意しました。
なんと言っても紙とペンがあれば考えることができるというのはすばらしいです。
25.結果と報酬を目的とするな
結果や報酬を目的として生きる人生はつまらない。
人間は結果のために行動すると、結局は日々の意味を失うので、目的はもっと大きな夢を持って生きる、ということですね。
35.仕事を喜びにせよ
自分がその仕事に関わることで、その仕事に個性が生まれてくる、これでこそ自分の仕事といえるようになります。
本当の仕事のおもしろさは深く携わっている人間にしか分からず、つまり、「やりがいのある仕事」があるのではなく、自分の姿勢と取り組み方が「やりがいのある仕事」を生むのである。
43.「絶対安静時間」を持て
これも私は常々意識していることですが改めて。
私の場合は決まった時間を安静時間とはしていないですが、著者は、朝の20分と夜の30分をそれに充てるのが良いと書いています。
私も不規則に安静時間を持っている状況なので、今後は計画的に設けていきたいと思います。
48.心を「出世」させよ
出世というと役職の昇進の意味が今では一般的ですが、元々は「世間を出る」という意味なのだそうです。世間の価値観やステレオタイプにとらわれることなく、そこを抜け出て行く気概が必要ということです。
いかがでしたでしょうか。
シンプルな言葉のメッセージはとても心に響きますね。タイトルは「頭がよくなる思考術」なのですが、けっこう普遍的な生き方を指南してくれる本だと思います。