『あたらしい戦略の教科書』を読んで戦略を考える④

第4章のポイント(戦略立案の方法)
「軸となる戦略」は、フィードバックやアイデアの集まるコミュニケーションの中心軸となり、組織内のウエット情報のフローを活性化する。
軸となる戦略を持つことで組織内の情報の流れが活性化し、より必要な情報が集まりだすということです。
新しいアイデアを考える前に、成功することが証明されたアイデアのコピーを考えるべきである。
革新的なプランが思いつくことに越したことはありませんが、まずは成功事例を踏襲するところから始めてみる、スタートとしてはこれで十分。
新しいアイデアは、トレードオフを解消させるような「ブレイクスルー」のためにこそ求められる。
組織内の事情など、なんらかのジレンマを孕んでいるところを打ち壊すようなアイデアが求められます。
手っ取り早く実現できる戦略アイデアをテストケースとして実行すること戦略チームの自信とモチベーションを高め、フィードバックを得ることができる。
動いてみないと何も始まらない、ということです。
戦略の計画表を書く作業で注意するべきポイントはー
①細かく分割
②完了日を決める
 ③測定できるー
の3点である。
細かく分割して計画を立てていくこと、完了(予定)日を決めることで、測定が容易になります。
「無難な製品」の市場から撤退しなければ一流企業への道はない。
これは「善意の反抗」をはねのける力がないと推進できない戦略である。
善意の反抗をはねのけるには強い意志が必要です。
すべてのリスクに対策を準備するのは不可能である。発生可能性が高く、インパクトの大きなリスクを特定し、対策を練っておくとよい。
リスクの受容やあるいはリスクの低減をはかるなど、ある程度リスクを考慮したうえで進めることも大切です。
最悪のケースに備えて、バックアップ・シナリオを準備しておく。
何があるかわからないので、最悪のケースに備えたシナリオだけでも用意しておけば気分は違いますね。
戦略は、短く覚えやすいキャッチコピーにして共有することで関係者に戦略を売り込み、戦略に沿った実行を引き出すことを狙う。
心に響くキャッチコピーを考えられるか、これにより組織内の意志統一の質が大きく変わるのではないでしょうか。
以上、第4章のまとめでした。
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