『あたらしい戦略の教科書』を読んで戦略を考える⑤

第5章のポイント(戦略実行の方法)
戦略の成功には、周囲の多くの人を説得することが欠かせない。
そのためには相手の価値観や考え方に合わせた説得方法を取る必要がある。
特に事業部制の組織制度の場合、組織をまたいだで仕事をするときに考え方が全く違ったりしますよね。
組織のトップは戦略にコミットメントすることを迷うものだが、戦略チームはトップを巻き込み、「戦略はお墨付き」であるという状態を確保する必要がある。
これ本当に重要です。やっていること理解してもらっていないと、失敗したときフォローしてくれないし、成功したときも評価してもらえない。
変化を受け入れさせるには、危機を訴え、希望を効果的に見せることで
「現状維持のほうが危険であり、変化の先には希望がある」と認識させるとよい。
現状維持は心地よいですから、そこを覆していくのはなかなか大変です。
他人を巻き込むために最も有効なのは「情熱の伝染」である。
情熱では言葉では伝わりにくい。実際の行動や態度で表現するべきである。
私自身は淡白と言われることが多いので特に気をつけたい部分です。
戦略実行につきものである「現場の痛み」「人間関係の軋轢」「ストレス」を減らすためには、お互いを理解しようとする「やさしい空気」を作り出すのが有効だ。
軋轢を生みがちなので気をつけたいです、ほんと。
戦略に反対する人を「抵抗勢力」と認知し、遠ざけてはならない。
反対する人には個別に説得に当たり、それぞれを孤立させなければならない。
反対勢力と認知して放置しているとまとまって一大勢力になってしまうかもしれません。
戦略の実行においては5つのノウハウがある。
①アドバイスは最小限にする
②非公式に朝のブリーフィングを行う
 ③仕事の割り振りでは自分から手を挙げさせる
④進行状況をマラソンにたとえる
 ⑤プロジェクトの成果は政治的なツールとする
②は意識して行いたいです。関係者とのブリーフィング。
以上、第5章のまとめでした。
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